執筆者別アーカイブ: 中村清茂
すずめ口
建築物には、変わった名称がつけられた用語が多く、建築に携わっている人でも 初めて聞いた時は、どのような訳で、このような名称がついているのかと不思議に思います。 今回のテーマである鳥から取った名称の他には、魚・虫・小さ … 続きを読む
男木と女木
木造の建物の骨となる軸組みの主要な土台、 柱・桁・梁を組んでいく組み合わせには、 どのような仕口の組合せになろうとも、一方が男木(おぎ)であれば、 片方は女木(めぎ)となり、どちらかが男木か女木の役割を持つことによって … 続きを読む
棟木
棟木は、勾配屋根を造る時に、一番高い所にある主要な骨組みとなる木で、 屋根全体の中でも一番荷重がかかりますので、周りの母屋(屋根組材)よりは ひと回り大きいサイズにします。 家を建てる時は、数多い軸組材で組みますが、 … 続きを読む
木の生節・死節・抜節
木の節は皆さんもご存知で、よく見かけると思いますが、 節には三種類あり、成長の過程で避けられないものです。 その様な節も生育の環境や伐採後の環境により、 三種類の節に分かれて出来ています。 生節は、若い木のうちに枝打 … 続きを読む
年 輪
年輪は、生長輪とも言われ、一年に一つずつ輪状に増加するものが 年輪となっていきます。 年輪を数えることで、木の樹齢を知ることが出来ます。 中には年輪のない木もありますが、日本国産や外材には、ほとんどがあります。 年輪 … 続きを読む
古代ひのき
古代とつけば、どのくらいたっているのか 考えても想像がつきにくいと思います。私も 詳しい事は知りませんが、仕事がら木を扱っていますので、 少しぐらい知っていたのは、千年以上経った台湾ひのき(ベイヒ) の巨木で、なかなか … 続きを読む
樹木の赤みと白太
樹木を輪切りにした切り口や、板材にした時に、 中心部にあたる赤く帯びた芯材を、赤みと言います。 白太は赤みのまわりを囲んだ白っぽい部分の辺材を言います。 この赤み・白太の木を建築用材として使う時、 使う場所によって赤 … 続きを読む
樹木の王座
樹木には、針葉樹と広葉樹の二種類ありますが、 その中でも広葉樹であるケヤキの名はよく耳にしていると思います。 樹木の王座とも云われるのは、他の樹木にはない 優れた特長を持っているからです。 解りやすい所では、社寺でよく … 続きを読む
無垢の木と集成材の違い
無垢の木や集成材は、どのような過程をたどってできるのかから説明します。 無垢の木は、山から切り出された原木(丸太)を、角材や板材に製材にしてできた製品です。 集成材は、無垢の木を板状に製材した木材を、接着剤で重ねあわせ … 続きを読む