年輪は、生長輪とも言われ、一年に一つずつ輪状に増加するものが
年輪となっていきます。
年輪を数えることで、木の樹齢を知ることが出来ます。
中には年輪のない木もありますが、日本国産や外材には、ほとんどがあります。
年輪があっても、輪状の目の荒い木と、目のこんだのがありますが、
生育環境によって決まっています。
目の間隔の詰まり具合で、良質材とするかしないかの一つの判断材料にもなり、
良質材になればなるほど目が詰んでいて、同じサイズの木と比べても重くなっており、
金額も割高になっていますが、良質材と好まれています。
木の成長には、日当り・季節に関係して、輪状の形を作っており
目の荒い所と目のこんだ所の違いをみて方位がわかるようにも
思われている人もいると思いますが、
この俗説はあまり関係がない様で成長には様々な要因が関係して、
独自の輪状が出来ているようです。
輪状の形も切り株に近いほど変化に富んだ模様になっており、
丸太の切り株をそのままにして、椅子などに使われているのをよく見かけると思いますが、
その様な椅子に出会った時は、輪状を眺めているだけでも少しは癒されますので、
体験してください。