今回のセミナーは、講師に介護支援専門員(ケアマネージャー)の
森下弘幸先生をお招きして、「自立した老後を送るために」というテーマで
お話をして戴きました。
まずは、バリアフリーについて・・・
新築住宅には、よく「バリアフリー」という言葉が使われております。
では、その「バリアフリー」とは・・・?!
単に床の「段差」をなくすことだけではありません。
暮らしの中にはたくさんの「差」があります。
明るさの差・色の差・温度の差・音の差・・・
これらのバリアを、住む人が暮らしやすい様に、なくしていくことが、
本来のバリアフリー住宅と言えるのではないでしょうか。
そして、高齢者が自立した老後を送るためには、
自分の身体を使って行動するだけではなく、
自分の意思で、暮らし慣れた日常生活を継続することが大切です。
それには、
(1)在宅サービスが利用しやすい環境整備
(2)自立を促進する環境整備
(3)住宅と施設環境の継続性
これら3つがポイントになるということです。
将来を考えて、健康なうちに自宅の整備を検討しておくことも
大切なことだと感じました。
また、講演2では、設計士の中村より、
「自分らしく暮らし続けられる住まい」について
お話させていただきました。