震災の影響で、関西でも今年の夏の電力需要が厳しい状況になると予想されています。
そこで今回は、少しの努力で家庭でも簡単にできる節電方法をご紹介します。
ご家庭の中で電気消費量の多いものとして順に挙げられるのがエアコン・冷蔵庫・
照明器具・テレビです。これらの電化製品の使い方を工夫することで、
効果的に節電することができます。家電製品は、電源が切れていても(待機状態)
電力を使用するものがあります。待機電力の代表的なものとしては、
リモコン操作に備えて待機しているテレビやDVD機器、エアコンなどがあります。
一般的な家庭の消費電力の中で待機電力の割合は、全体の約6%と言われています。
これは、年間のテレビの消費電力量とほぼ同じ割合にあたります。
そのため長時間使用しない場合には、主電源を切ったり、
プラグを抜いたりして節電をしましょう。
また、夏の消費電力の約半分を占めると言われるエアコンは、
扇風機を併用して部屋の環境を均一化して体感温度を下げることで、
室温設定を高くしても涼しさを感じられます。
さらに窓には明るめのカーテンやブラインド・ロールスクリーンを用いて
日射を反射する配色を選びましょう。暗めの色は熱を蓄熱し、放射するので、
日が沈んでからも室内に熱を放射してしまいます。
これらを断熱・気密・計画換気が整った住まいですれば、
その効果は何倍にもなります。
被災地の復興と安定につながる様、ちょっとした事から心掛けていきましょう。