21回目のすこやか暮らし塾は、講師に東北住環境研究室代表、
工学博士の山本里見先生をお招きして、「結露」について話をしていただきました。
住まいには、ネズミや蚊、ハエ、ゴキブリ、クモ、ダニ、カビ・・など、
多くの生物がいて、私たちはそれらと共存しています。
住まいは、これらの生物が生息するのに最適な場所なのです。
ダニの死骸や糞、カビなどは、アレルギー性疾患の原因にもなるので、
できれば増やしたくない生き物です。
ダニやカビの生育条件(温度・相対湿度・栄養等)から、それらが
生育しにくい状態を室内に造るには、
1.室内での空気中の水蒸気発生を極力減らし、計画的な換気をする。
2.換気を計画的にまんべんなく行なうためには、住宅の気密性と断熱性を高める。
以上、1.2.の条件は、室内に温度差のない全館冷暖房住宅になります。
全館冷暖房住宅は、「結露」が起こりにくく、そしてアレルギー性疾患の原因
となるカビやダニを防いでくれるのです。
山本先生、とっても解りやすいお話をありがとうございました。
二つ目の講演は、設計士の中村より「快適な住まいは光熱費も安い」
というテーマでお話を致しました。
当社で建てさせていただく住宅は、光熱費シミュレーションのソフトを使って、
年間光熱費を試算することができます。
お住まいの新築を検討される際、イニシャルコストが少し割高であったとしても、
利用できる補助金の多さやランニングコストを含めて検討すれば、
将来的にお得になってくるという御提案をさせていただきました。
来年度より、利用できる補助金関係のお話については、次回の
第22回すこやか暮らし塾にて御案内させていただく予定です。
皆様どうぞ御参加くださいませ。
このたびも、第21回すこやか暮らし塾に御参加いただきまして
ありがとうございました。