今回のすこやか暮らし塾は、講師にホームヘルパーの養成講習や、
高齢者施設で職員研修の講師もされている、テクノエイド・スペース
代表 森下弘幸先生をお招きして、「車いすや介護ベットの選び方をご存知ですか？」
というテーマで講演をしていただきました。
お話の中で、車いすを選ぶ時に、勘違いしてしまっていることについて、
とても考えさせられました。
車いす等の福祉用具を選ぶ時、介護者が介護しやすいように、
介護する側の目線で選びがちですが、本来の目的である
日常生活を補助する為の用具としての目線で見ていない
現状があるということです。つまり、座り心地や乗り降りのしやすさではなく、
軽量で扱いやすい、折りたたみができて運びやすいといったことを基準にしてしまいがちです。
車いすに乗る事が目的ではなく、車いすを使ってどんな生活をしたいか、
福祉用具の導入は、生活範囲を広げ、自立を促進させるものととらえることが
大切であるということを聞いて、住まいにも通じる所があるんだなと改めて感じました。
