木の家具や無垢材を使った床・壁に囲まれるとあたたかみを感じることがありませんか。
それは天然の木が持つ手触りや木目の美しさが心を落ち着かせる「フィトンチッド」と呼ばれる抗菌・消臭・リラックス効果のある木の香りがストレスを和らげ、とても心地よい空間にしてくれるからです。
また、木には優れた蓄熱体としての性能もあります。
鉱物と比べても2倍以上の蓄熱性あり、(木の比熱=2.4kj/kgK : 鉱物の比熱=1.0kj/kgK)木に触れているだけで、人体の熱をだんだんと蓄熱しそして再放射する特性からも温かみを感じることのできる素材なのです。
家具材としてつかわれる銘木は、天然の木の中でも柱や梁に使われる木と違い、自然が造形した豊かな形状をしており、杢目が稀に見る美しさをもった木筋になったものがあります。それらは、塗装仕上げではなくカンナで仕上るだけで、木が本来持っている美しい色つやに輝きだします。私たちはこのような個性ある銘木を使い、内装材だけには限らず、家具などにも利用することで木の持つ素晴らしさをもっと知っていただきたいと考えています。